Ending.and・・・・・・

       からの心を持ちながら 冷たい雨の中をずっと歩いてきた
       そらを天に変えようと思ったけど
       瓦解してゆく身体の核を 満たそうとは思わなかった
       加速し続けてゆく世界に 満たされた心は要らない

       この 幻影に満ち溢れた世界で 真実を探究探求する旅は続く
       真実という光 それを持つことによって
       より深い闇を作り出すとは知らないまま
       時の終わりまで俺達は探求探究し続けた

       時の鎖で繋いでおけない者達
       彼等が一体何を求めて旅立ったのか
       もう 今となっては昔話
       岩に遺された足跡だけが 奇跡を物語る

       聖なる書と共に海を渡って齎された剣
       おこった大地を踏みにじり 圏外の者達は過去を封印した
       平定という名の大虐殺 さぞ耳に心地好い事だろう!?
       "聖戦"という響き そして その行為 
       神々に生贄を捧げる我等の行為と 一体どちらが蛮行だ?

       もうない 二度とない甘美な毒の口づけ
       舞い散る花びらの様な淡雪
       幽谷の桜が起こした飛英
       そして その中で見た永遠の一瞬

       白地図一枚だけを手に
       罪の劫火があぶり出した道を辿る
       この先に待つのは浄化か滅却か
       それとも自身の存在が幻影となる時か

       嵐の中、夢を見る――
       ずっと醒めなければ それは現実?
       夢の中、想い出を繰り返す
       ずっと褪めなければ それは永遠?
       
       停滞した時を進めるのは
       死という真実 生という事実
       二度はない区切り 二度とない奇跡
       例え・・・・・・・
       次に生きるも仮の宿りだとしても