Fairytale

         重圧は捨てたはずだったの
     前に進むためには 捨てなきゃ駄目だって思っているから
     苦味ばかりが強調される思い出 
     前はあんなに甘かったのに・・・・・・・
     ねえ どうして?
     捨てたはずなのに まだ背負っている・・・・・・
   
     嫌われたくなかったの  それは本当
     一緒に居たかったの  今でも真実
     必要として欲しかったの  結果は、これ?
     恋?
     まるで散りゆく桜の花びらを見るようだわ

     人の海の中に沈んでいた原石――それは私
     輝ける太陽と 日のあたる海岸
     それを知ることが出来たのは貴方のおかげ
     でも 今は熱くけた砂礫されきを素足で歩く気分
  
     月明かりの中 おぼろげな道が見えるの
     手にしている地図は真っ白だけど
     私はそれを頼りに歩いてゆくつもりなの
     再び貴方と会う時 一緒にいた時を振り返れるように