披  瀝ひれき

      青また灰へと変わる空              
      白また青へと染まる雪
      雪の浜辺に残される足跡
      海洋に落ちる月の光
      この大地から離れない僕は それらに夢を見る
      どんな多様性を語られても 僕には理解できない
      幾万の魂が傷を負おうとも
      僕にとって それは絵空事
      この時間をどう使えばいい?
      この時間をどうやって過ごせばいい?
      僕は熱心に白昼夢を見る気はないんだ
      知っていたはずなんだ 生き方を
      知っていたはずなんだ 死に方を
      僕はどうすれば
      ・・・・・・何も出来ない事は分かっているんだ
      お願いだよ
      僕に、僕に手を差し伸べて!