愛しきチェコの人々よ、滅びてはならない。地獄のあらゆる恐怖の中から、勝利の声を上げるのです。

　8世紀に実在した人です。

　ボヘミアの女王（女神とも建国の英雄とも言われる）こと預言者リブザ。スメタナのオペラだと名はリブシェ。上の科白はスメタナオペラの最後のシーンのもの。

　フルドシュとシュターフラフという二人の兄がいる。夫はプシェミスル。

　手にしているのはチェコの国木である菩提樹の枝。

　また別の伝承によると、父クロクの後を継いだ三姉妹の一人とされ、自分達の統治者が女性であることに不満を持つ男性達を治めるため、自らに備わっていた透視能力を使い夫に相応しい人物（プシェミスル）を探し出し、夫婦となって国を統治したとされている。

　また姉達の名は長姉･カジ（神霊治療師）と次姉･テタ（魔術師）という。