時の地志

                過去の未来の部分
         自分が生きる時代とき
         夜の闇の中 閉じられた空間せかい終焉しゅうえん
         夢から始まった 開かれた扉の先せかいとの同化
         心の闇はどれだけ人をく?
         みちくらさに対し 言葉のひかりはどこまで明るい?
         寝目めいの終点
         馥郁ふくいくたる通い路のもと 天使達の歌声が聞こえた
         營々えいえいとした場を つちふる風伯の如く
         時に
         秋水の如く慈悲をもち
         自らを繋縛けいばくする時は記されてゆく